今回は、
頂いたご質問に
回答します。
私は
自我を上位に持ちます。
自我というのは、
自分が傷つく事にも
敏感なのでしょうか?
少なくとも
私は非常に敏感です。
傷つきたく無いので、
葛藤や人との衝突が
最小限になる道を
選んでしまいます。
1位が戦略性なので、
その道が
自然に分かっている、
というよりは
通ってはいけない道が
見えていて
それを回避している
感じです。
ある資質とある資質が
同時に使われた時に
表面上は別の資質のように
働く現象があるみたいですが、
上記の現象は
衝突を避ける点で
調和性にも見えるのです。
しかし私の調和性は
31位と下位です。
自己分析が下手なので、
この点が腑に落ちません。
調和性と
私の自我*戦略性で
衝突する道を避けるのは
どう区別したら
良いのでしょうか。
調和性優位の人は、
自分が傷つくか否かではなく
衝突そのものが
嫌なのでしょうか。
回答お願いします。
ありがとうございます。
概ねその理解で
間違いないと思います。
まず、
「自我」が
自分が傷つくことに
敏感かということに
関しては
人によっては
その傾向が強く出やすい
資質と言って良いと
思います。
「自我」は、
繰り返しになりますが
自分を重要な存在として
認めさせたいとの
影響力の資質です。
従い、
自分が否定されることへの
恐れが生じやすい
資質であるとも言えます。
なので、
対立そのものというより
自分が否定されることへの
恐れから
それを避けるために
「戦略性」が
使われるというのは
あり得ることです。
場面や相手によって、
「これを言うと
否定されるかもしれない」
と思うと
“言わない”を選択するとか。
一方「調和性」は、
基本的に
対立そのものを嫌います。
対立によって生じる
負の感情が
場を支配することに
対しても
自分がざわざわします。
この方の場合の
「自我」x「戦略性」と
「調和性」を
区別するとしたら、
こういう場面を
想像してみると
わかりやすいと思います。
自分に
まったく関係ないところで
誰かと誰かが対立し
口論しているとします。
「調和性」の場合は
その場の雰囲気の
乱れそのものが嫌なので
こういう場面でも
ざわざわします。
繰り返しますが、
ネガティブな感情が
その場を
支配していることが
嫌なのです。
極端な場合は
全然自分が
知らない人同士の
口論であってもです。
「自我」x「戦略性」
だけだと
(もちろん
他の資質にもよりますが)
この感覚は
薄いのではないでしょうか?
「自我」は、
自分に矢印が
向きやすい資質です。
ネガティブな感情が
自分自身に向けられない限り
自分が安全な場所にいる限り
ざわざわ感は
生じにくいと思います。
もちろん「調和性」を
持っている全員が
上で書いたような
ざわざわ感を感じる訳では
ないと思います。
「調和性」にも
2つのタイプがあると
言われています。
一つには、
上で書いたように
対立そのものがとにかく嫌で
対立感情が渦巻いている
その場から
遠ざかりたくなるタイプ。
もう一つは、
対立が起こっている
その状況を
自ら収めにいくタイプ。
他の資質の組み合わせの
影響も含めて
エネルギーの向く方向と
エネルギーの高さで
その出方は
変わってきますね。
繰り返し
しつこく書きますが
「この資質を持っていれば
こうなるはずだ」
の正解があるわけでは
ありません。
人は一人ひとり
必ず違います。
一般的な傾向と比べて
自分はどう違うのか?
それを考えていくことで
他の誰とも違う
自分自身の理解を
深めること。
それが大事なことです。